◎MQA再生が可能なUSB DACには大きく2種類があります。
ここでは、より音質面で優位なフルデコーダー搭載DACを使うMQA再生方法について概要を説明します。
主にスマホと接続できる、レンダラー(DAC)については、下記のリンクをご参照ください。https://mqa.jp/article/mqa-renderer-dac/
◎USB DACでMQA音源を再生するには?
ハイレゾ再生・・・MQA再生に対応したUSB DACが必要です。
CD同等スペックでの再生・・・通常のUSB DACで再生することができます。
※現在、e-onkyoで販売されているMQA音楽ファイルは、
FLAC形式で、マスター音源(最大で384kHz)を48 kHz24ビット
にコンパクトに変換(エンコード)したものです。
◎動作確認ソフトは?
MQAは通常のFLACやWAVが正常に再生できるソフトで、再生する
ことができます。
再生ソフト例
・Mac環境/Audirvana(有償)、Vox(無償) など
・Windows環境/Foobar2000(無償) など
(Foobarでの再生については下記マニュアルをご覧ください)
・Roon(有償)は、Mac、Winともに対応します。
◎MQA対応USB・DAC
USB-DAC機能(フルデコーダー)を搭載しているDACは、各社から発売されています。また、手軽なレンダラータイプのポータブルDAC等をPCと接続することでも、MQA再生が可能です。この場合は、PCにMQAコアデコードが可能なソフト(有償)も必要です。
◎PC側の設定で注意することは?
① PC/MAC側のボリュームコントロールを最大MAX:ぴったり100%値
にしてください。
② PC再生ソフトのイフェクトやミキシング機能などDSP処理機能は、全部
無効化してください。
③ Roon Audirvanaなどでは、MQAコアデコード機能は必要ありません
ので、必ずOFFにします。ただしレンダラータイプのDACを接続する
ときには再生ソフト側のコアデコード機能をアクティブにします。
①②③が行われないと、USB DAC側ではMQAファイルとして認識されません。
ダウンロードしたファイルをPC側で何もデジタル処理処理せずに、そのままUSBケーブルでDACに送ることがポイントです。
◎MQAが正しく再生できているか、判別できますか?
MQAファイル再生時には、インジケーターが点灯、あるいはディスプレイにMQAと表示されます。
◎MQAを再生していると、パソコン側ではFLAC48k24bitと表示(認識)
されます。ハイレゾ信号の仕様が表示されないのですか?
それは、不具合ではありません。入力されたMQAファイルの物理仕様でe-onkyoで現在販売されているものは、すべてオリジナルのハイレゾ信号を
FLAC形式48kHz24bitになっています。
PC側ではそのまま出力し、MQAデコーダーを持つDAC側でデコードしてオリジナルのハイレゾ信号として再生を行います。正しくMQA再生が行われた場合には、再生DAC側のMQAインジケーターが表示、点灯します。
おすすめ記事
(参考)Foobar2000 でのMQA再生マニュアル
MQA再生時のボリューム設定について
ハイレゾ再生は可能だがMQAファイルのみ認識しないとき(音は出ている)
再生ソフトのボリューリュームを最大(-0.0dB)になっていることをご確認ください。下記にFoobar2000の例を示します。他のソフト(OS)でも同様に確認してください。
同じく再生ソフト側でその他の音質調整機能、ミキシング出力などは、すべて無効化してください。
Foobarのボリュームは、マウスがタッチすることで意図せず動いてしまうことがあります。わずかな音量ダウンの場合、パソコンの画面上では認識しにくい場合があります。MQAの認識にのみ、問題がある場合は確認してください。
Foobarなど再生ソフトのインタフェース画面でボリュームが最大になっていれば〈フルビット出力された状態で〉MQAファイルとしてPRIMEやEXPLORER側で認識して、MQA動作を示すランプが点灯します。
その他PC側でボリュームを下げてしまうと、MQAファイルは、通常の44/48kHzのPCMファイルとして出力されるため、PRIMEやEXPLORER2側ではMQAとして認識できません。
通常のハイレゾファイル再生でもPC、再生ソフトからの音量調整は可能ですか、音質上、同じく最大出力でのご使用をお勧めします。