MQAフル・デコーダー搭載

お手持ちのプレーヤーにMQA-CD再生をプラスオン

快適、シンプルな"roon"再生にも対応

Zone controller - Digital Pre Amplifier

Meridian 218

                       
                       

 

Meridian 218 (メリディアン218)の特長

 

Meridian218は、MQA-CDの再生に対応したデジタル・プリアンプです。アンプやCDプレーヤーなど既存のオーディオ環境をスマートに統合して、iPhoneやiPad、Android端末などで快適に操作することが可能です。お手持ちのCDプレーヤーと接続して最大352kHz24bitのマスターからエンコードされたMQA-CDを再生します。また既存CDでも独自のデジタル信号処理で自然なアナログ再生が可能です。

 

※MQA-CDのマスターは、44.1kHzの整数倍になります。88.2k,176.4k,352,8K/24bitです。

 

メリディアンの強みは、新しい音声符号化技術MQAの開発に象徴される、アナログ・デジタル変換のDSP技術(音声信号処理)です。Meridian218には、MQA再生機能のみなならず、独自のアポダイジング・フィルター、FIFOメモリーを採用したクロック、アップサンプリング技術など、すべてフラッグシップ800シリーズ直系のDSP技術が採用されています。

 

Meridian218は、既存のDAコンバーターやネットワークプレーヤーで実現しない音質クオリティを追求しながら、今までのオーディオDACにはない便利でスマートな操作性を実現させました。※ 接続や操作について詳しくはこちらをご覧ください。

 

218をネット環境と接続すると、iPhoneやiPad、Android端末などからリモート操作が可能になる。(専用アプリ”Meridian IP コントロール”は無償)
218をネット環境と接続すると、iPhoneやiPad、Android端末などからリモート操作が可能になる。(専用アプリ”Meridian IP コントロール”は無償)
無償の専用アプリ(iPhone,iPad、Android)の操作画面イメージ
無償の専用アプリ(iPhone,iPad、Android)の操作画面イメージ


話題のMQA-CD(ハイレゾCD)の 再生が可能なMQAフルデコーダーDACを搭載

 

本機は、お手持ちのCDプレーヤーやミニコンポの光デジタル端子やデジタル同軸端子とケーブル1本で接続することが可能なMQA対応DAコンバーターを備えています。これにより普通のCDを再生するときも4倍の176kHz24bit相当のクオリティで再生。さらにMQA-CDが再生された時にはMQAインディケーターが緑あるいは青色に点灯します。

 

MQAーCDやMQA音楽ファイルの再生では、44kHz16bit/48kHz24bitまでコンパクトに折りたたまれたMQA音楽ファイルのDA変換を精緻にコントロール。『スタジオで認証された音』を再現する約10マイクロ秒という人間の感知レベルのほぼ限界レベルの時間軸解像度を達成します。218に搭載されたメリディアン最新のデコーダーは、楽器の倍音等に含まれる高い周波数の豊かな音楽信号領域を十分カバーする176/192kHzの再生能力を備えています。

 

また、CD再生クオリティの改善のためにメリディアンが30年以上、取り組んできた、多くの独自DSP(デジタル・シグナル処理)技術が集大成として余すところなく全て盛り込まれており、MQA-CDのみならず、通常のCD再生においてもMeridianのミドル〜ハイエンド・クラス同等以上のパフォーマンスを実現しています。国内・海外ハイエンドCD、SACDプレーヤーとの組み合わせテストでもMQA、MQA-CDを開発したボブ・スチュアートが手がけた最新DACの一つとして高い評価をいただいております。

 

また、本機の初期設定状態※では、CDプレーヤーやSACDプレーヤーと同軸ケーブル1本で本機との接続を行い、MQA-CDのディスクを再生するだけですぐにMQA再生を楽しむことがすぐに出来ます。パソコンやネットワークなどの設定の手間がなく手軽に、最大352kHz24bit相当のハイレゾ再生が可能です。218は、発売以来SACDやCDを中心にオーディオ環境を作られている方にもストレスのないハイレゾ機器として幅広いご支持を得ています。(※国内向けモデルのみ)

 


 

音楽再生ソフト"roon" (ルーン)による高音質ハイレゾ再生に対応

MQAハイレゾ・ストリーミング”TIDAL”への備えも万全

 

Meridian218はリーズナブルな価格の"roon"入門機としても人気を集めています。専門誌等で評価の高い、"roon ”はスマートな使い勝手と優れた音質パフォーマンスで、世界で注目されている『音楽ファンのための音楽ファイル再生ソフト』です。音楽データーを再生するときには、あたかもソフトが接続されたDAC(ハードウェア)と一体となったように信号処理のプロセスを最適化するとともに、一目でそのプロセスを分かりやすくグラフィカルに表示することができます。218を接続すると、そのアイコンが"roon"の操作画面に表示され信号処理のプロセスも見える化されるため、非常に安心感があり使いやすく快適な使用感が得られます。(下記の写真はROONとストリーミングサービスを併用した場合のイメージ画像です。再生環境により実際の表示内容等は異なる場合があります。roonはroon社の商標です。

 

接続された218を認識して仕様を読み込みアイコンが表示される。各設定も簡単に確認・変更可能
接続された218を認識して仕様を読み込みアイコンが表示される。各設定も簡単に確認・変更可能
信号処理のプロセスが図式で明確に表示されるため動作確認が容易。
信号処理のプロセスが図式で明確に表示されるため動作確認が容易。


 

"roon ”は再生中のコンテンツの様々な情報も提供するという体験提供型のソフトウェアと言えます。作曲者や演奏家などの情報を、レコードやCDに付属しているライナーノートのように詳細に表示させることが可能で、コンテンツの検索性能も自由度が高く非常にスムーズで快適です。これはiTunes等にも使用されている汎用データーベースを使用ず、"roon ”のために独自に収集、編集された"roon ”独自の大規模な音楽情報ベースを持っていることに由来しており他の追従を許さない強みとなっています。

 

再生しているアーチストのプロフィール紹介画面
再生しているアーチストのプロフィール紹介画面
類似したアーチストや影響を受けたアートストなどの情報も表示される
類似したアーチストや影響を受けたアートストなどの情報も表示される

 

さらに、Meridianが開発したネットワーク再生プロトコルによるネットワーク再生システムと互換性のあるRAAT (Roon Advanced Audio Transport)の採用によりMP3などの一般音源、CDクオリティからハイレゾ再生まで幅広い音楽ソースで最良の再生プロセスを実現させます。家電や音響映像機器全般に向けて開発されたオーソドックスなプロトコルDLNAを母体にしたものではありませんが、音楽、オーディオ専用のプロトコルとしての完成度が追求されています。また逐次メジャーなアップデートを重ね、常に仕様が改善され続けている点も魅力となっています。このRATTは、メリディアンの開発したデジタル伝送プロトコルと、開発のルーツが同じため218での"roon"を使ったネットワーク再生でも極めて安定したパフォーマンス、操作性を実現します。

 

メリディアン独自のネットワーク再生システムSooloosは、Roonの開発に伴いサービスを終了しています。218でのネットワーク再生は、"roon"ソフトがインストールされたパソコン(intelcorei3以上)かroonが開発した音楽サーバーNucleusが必要です。

 


Meridian218は、"roon ”に対応することにより、日本でのサービス開始に期待の声が高いTIDALのMQA:ハイレゾ・ストリーミング再生(サービス名:TIDAL(タイダル) Master)や、qobuz(クーバス)のストリーミング・サービスにも世界に先駆けて対応。日本でもサービス開始の期待が高まっている、これらハイレゾ・ストリーミングへの備えにも対応したモデルとなっています。

  

"roon” の詳細はこちら。 

 

既存のアンプ、スピーカーやCDプレーヤーを生かせる入出力端子

 

最先端のデジタル技術を取り込みながら、本機は、すでにお手持ちのアンプやスピーカーとの接続も可能なアナログ入力、アナログ出力を各1系統を装備。デジタル入力(SPDIF)は光と同軸ケーブルにより、CDプレーヤーや、その他の光ディスク・プレーヤーとの接続ができます。

 

iPhone,iPadやAndroidでの快適操作

 

本機には、スマートなIPコントロール機能がビルトインされています。同一ネットワーク上のパソコンやタブレットの任意のブラウザ画面に本機のアドレスをタイプしアクセスすることで必要な設定の変更、確認や保存を自由に行うことができます。さらに、iPhone、iPadやAndroid端末用の操作アプリ”Meridian IP Control”(無償)を使ってスマートに操作することが可能です。

詳細は、Meridian 218の操作・接続ガイドのページをご覧ください。

 

 

オプション・パーツ  

 

ネット環境への接続が出来ない場合には、ソース切り替えと電源操作をワイヤレス・リモコンで行うことができます。(その他の機能は動作しませんのでご注意ください)

 

※20年2月 改訂価格

・赤外線センサー G12        12,000円(税抜価格)※ 品薄商品

・カードリモコン ACR200    6,000円(税抜価格)※ 品薄商品

 

注:センサーとリモコンの組み合わせての使用が必要となります。

なお、MeridianのCDやDVDプレーヤーのリモコンをお持ちの場合は、赤外線センサーのみ必要です。

 

別売カード・リモコン ACR200
別売カード・リモコン ACR200
Meridian 218 赤外線リモコンセンサー
赤外線リモコンセンサー G12

  

◼️その他の特長

 

メリディアン独自のDSP技術を生かしたプリ・アンプ機能

 

本機は初期設定で、ボリューム機能を可変・固定を選択することが可能です。プリアンプとして使うときには、アナログ音源もデジタル音源も176/192kHz24bit処理による高度な音質・音量調整が可能になります。例えば、Treble(高域)の調整では、DSPのアルゴリズムにより、高域だけでなく全帯域のカーブを調整して、音楽としてのバランスを損なわずに音色をバランス良く整えます。結果(アナログ)にこだわるメリディアンのアナログ志向が生み出したデジタル信号処理ノウハウが結集された、多くのプリ機能は世界のメリディアン・ユーザーからも高く評価されてきました。

 

映画や音楽などの映像ソースを快適に楽しめるリップシンク機能

 

ビデオ処理は通常、画像を遅延させます。音声が映像よりも遅くなるので、画像の前に聞こえる音声は違和感を与える場合があります。本機は、最大+85msecまでオーディオ遅延回路により同期タイミングの調整が可能です。(なお、一部のビデオ機器で、映像が音声より遅れるハードには対応していません。)映画や、コンサートライブの視聴にも本機を活用することが可能です。

 

手頃なサイズとハイCP化を実現した、シングル高密度8層基板

 

パワフルなDSPチップを採用した8層の高密度基板を搭載。高度な独自技術をコンパクトに凝縮させました。本体幅はわずか20cmで本格的な単品コンポの約半分となっており、取扱いが簡単で配線作業や確認も楽に行うことができます。パウダーコーティング仕上げの強固なアルミシャーシーにより磁気ノイズシールドにも十分に配慮された構造となっています。

 

【独自のデジタル音声処理技術】

 

Meridianは、世界初のロスレス音声符号化技術MLPを始め、最新のMQAなどデジタル音声処理技術で、世界の先端を走り続けています。MeridianのDA変換技術は、独自のフィルター、独自のクロックシステム、独自のアップ・サンプリングなどの開発ノウハウによって常に進化し続けています。サンプリング周波数やビットの拡大という画一的な手法にとらわれることはありません。Meridian218にも、時間軸解像度の再現という新たな視点から、UltdaDACをはじめとするメリディアンのハイエンド・モデルの重要な要素技術が盛り込まれています。

 

■FIFOバッファリング

 

デジタル録音データーの各サンプルは、時間的に均等な間隔を正確に保つ必要があります。残念ながら、このタイミングの問題は、特にディスクの読み取りでしばしば生じることがあります。これがジッターイズであり、音楽の空間感覚を低下させ聴感上、音のリアリティにも大きな影響を及ぼします。

 

本機はハイエンド機と同じく複数のファースト・イン・ファースト・アウト・メモリ(First In、First Out)によるバッファリング・システムを搭載しました。ジッターノイズを最小限に抑え、完璧なクロック・タイミングを確保。これにより、個々の楽音や、その相互の関係性などがより明確に表現されます。極めてユニークなクロックシステムがメリディアンの音のポテンシャルを支えています。

 

■メリディアン・アポダイジング・フィルター

 

フィルター技術はデジタル・オーディオにおいて極めて重要です。特に黎明期のAD変換で用いられたフィルターの技術的な要因により音の立ち上がりポイント前に生じる深刻な「プリエコーノイズ」が生じていたことに、メリディアンは早くから注目してきました。

 

その後、長年の地道な研究と試行錯誤の結果、ようやく「プリエコーノイズ」を抑える画期的な、デジタル・フィルターを開発しノイズの発生を抑制する技術を確立。その結果、初期のデジタル録音から最新の作品まで、自然で立体的なメリディアンらしい、しなやかなアナログ音声を再現することが可能となりました。

 

■メリディアン・アップサンプリング

 

複雑なデジタル・フィルターによって、ソースのサンプルレートを拡張し、記録された音楽情報のディテールの解像度を向上させます。つまり、CDなどの標準的なソースでもユーザーのリスニング体験を大きく向上させることができます。

 

■MQA再生に対応

 

MQAによる音楽の感動を誰よりも先に知り尽くしたメリディアンならではの、最新デコーダーです。もちろんお手持ちのコンパクトディスクの再生でも、その潜在的なポテンシャルを最大限に引き出すメリディアンの音質ノウハウが凝縮されています。

 

クラスを超えたパワフルなDSPチップにより、最大192k24bitで、FLACやWAV192 kHz24bitより時間軸解像度を大きく改善する高品位なMQA対応のDA変換を実現。CDプレーヤー、光ディスクプレーヤーからの光デジタルまたは、同軸デジタル出力を経由してMQA-CDの再生が可能です。また、音楽再生ソフト”roon" によりネットワーク再生でもMQA再生が楽しめます。

 

MQA再生時には、フロントパネルの専用インディケーターが青・緑に点灯し、認証されたMQAファイルを再生していることを示します。デコーダーの性能は最終的にはアナログ段で決まるため、アースポイントの最適化や、あらゆるデジタル・ノイズ対策を高密度8層基板により達成。高密度8層基板の採用は、フラッグシップ・モデルのUltra DACでも行われており、218のサイズを超えたMQA再生クオリティをしっかりと支えています。

 

すべてのMeridian製品は、デジタルからアナログへの変換プロセスの全アルゴリズムを自社設計し、クラスを超えたDSP専用チップや、プログラム可能な高性能ゲートアレー(FPGA:field-programmable gate array)を用いた高密度・多層基盤を自社開発し、自社ライン生産によりリーズナブルなコストで一貫して生産されています。Meridian218にも、ハイエンド・モデルと同じく、大手半導体メーカーのチップでは実現できない、独自のコンセプトによるメリディアンならではのMQAデコーダーと高精度・大規模なDA変換回路が 構成されています。

 

 

【主な仕様】

 

オーディオ出力

・2-ch アナログ端子(RCA)

 

デジタル(補助)出力

・同軸出力 (RCA)※ Meridian機器間の増設に対応 

・Meridian SpeakerLink 出力 ※ Meridian DSPスピーカーへの接続専用

 

オーディオ入力

 

・アナログ入力(入力感度の調整可能)

・デジタル同軸入力 44.1kHz ~最大192kHz/24-bit

・Meridian SpeakerLink入力  44.1kHz ~最大192kHz/24-bit

・デジタル光入力. 44.1kHz ~最大96kHz/24-bit

・ネットワーク入力  44.1kHz ~最大96kHz/24-bit 

・roon tested product(ソフトは有償)

 

コントロール入出力

 

・トリガー出力12VDC/100mA 

・IR(リモコンセンサーMeridian G12 接続端子

 

表示機能(LED)

 

・フロントパネル 

 ソース・インディケーター x5 

 青:スタンバイ時 白:通電時の選択ソース

 MQA・再生インディケーター x1

 青/緑:MQA再生時

 

・リアパネル

 電源インディケーター x1

 

・リモコン

センサー、カードリモコンともにオプション別売です。

赤外線リモコンでは、ソース切り替え、電源オンオフのみ可能とするものです。

(Meridianのリモコンでも同上操作は可能)

詳細は本ページ内、前述の『オプション・パーツ』説明にてご確認ください。

 

 

電源 100V 50/60Hz 消費電力 5W

外形寸法 幅 204mm x高 42mm x奥行 150mm  質量  0.56kg   

生産地 イギリス ケンブリッジ(ハンドメイド生産)