アナログとデジタルの境界を超えるコア・コンポーネントとして
メリディアン独自のDSPテクノロジーを集約。
Meridian 818v3は、メリディアンが、手がけてきた数多くのDSP:デジタル音声プロセッシングの技術とノウハウを投入されています。
数値スペックやデバイスそのものでは、音楽的な価値は生み出せません。メリディアンが開発してきたコアテクノロジーは、音楽再生への確かな愛情と哲学に基づいています。
●FIFO メモリーバッファリングによる高精度クロック
メリディアン800シリーズは、一般的に使われているPLL(フェイズロックループ)を使わず、FIFOメモリー(ファーストイン・ファーストアウト)3基を用いてバッファリングすることでクロック精度を大幅に改善させています。
●音楽に静寂をもたらし3Dな音像再現をもたらす、アポダインジング・フィルター
デジタル再生の問題点である、音の起点に先行して付帯するポストエコーと呼ばれるリンギングノイズを低減させます。
●二重のアルミシャーシ構造によりノイズシールドを徹底。
シールド効果の高いアルミ筐体をさらに強固なアルミパネルで囲う、二重構造を採用。豊かで繊細なアナログ音楽信号へのノイズの影響を徹底して抑えています。
●音質重視の電源回路。高品位トロイダルトランス採用の新リニアパワー・サプライを搭載。
メリディアンは、1984年に発売したMCD/MCD-PROで世界に先駆けてカスタムデザインの電源ユニットをCDプレーヤーに搭載。以来、電源に対する徹底したローノイズ化を図り、必要な電源をリニアに各ブロックに独立供給する電源回路の改良を重ねてきました。
デリケートかつダイナミックなHi-Res.(ハイレゾ)音源のニュアンスを余すことなく再現させるため、AC ラインとのアイソレーションを徹底した、大型トロイダルトランスによるアナログ電源部をこの世代でさらにブラッシュアップ。
多くのDAコンバーターで採用されているスイッチング電源を用いず、安定かつローノイズな電源供給を実現しています。信頼性の高いアナログ電源部により、システム全体の低歪み化を支えています。(THD&NOISE値-96dBFS 以下)
●理想のブロック独立基板/一体システム構造。
センターのマザーボードに各ブロックを独立させた高密度基板をマウントすることでサービス性に優れ、また将来のアップデートに柔軟な対応が可能。
ユニークな構造と自社開発/生産の高密度実装技術によりノイズコントロールおよびシールド性能を向上。あわせて信号経路の最適化を実現しています。