Meridian218をネットワークプレーヤーとして使ってみる、入門編

roonソフトを使ったネットワーク接続でハイレゾ音楽ファイル再生を

 

Meridian218は、お手持ちのCDPLと是非とも接続をしていただきたいのですが、ここではディスクだけでなく、これからハイレゾ音楽ファイルの再生をやってみたい、という場合に必要なことを少しまとめてみたいと思います。つまりネットワークプレーヤーの入門機としての218のご紹介ということになります。

 

218は、ネットワークプレーヤーとしても使用することができます。見たときにも機能性、拡張性、音質ともにこのクラスにないユニークな魅力を持つ商品です。メリディアンからスピンアウトしたエンジニアが作ったroonというソフトを使った快適な音楽スタイルを楽しんでいただければ幸いです。

 

Meridian 218 はroon tested プロダクトです。
Meridian 218 はroon tested プロダクトです。

 ■Meridian 218は2つの音楽ファイル再生方法に対応

 

ホームページ等をご覧いただいている方には重複しますが

まず、MQA-CD再生のおさらいから

 

(1)MQA-CDでハイレゾ再生する方法

 

何が必要ですか?

 

CDプレーヤーあるいは光ディスクプレーヤー(44,1kHz16bit SPDIF規格の出力端子があるもの)

ケーブル(光あるいは同軸)

別売リモコンあるいはiPhone,iPad

 

218には、同軸&光のデジタル端子(SPDIF規格)が備わっています。通常のCDPLや光ディスクプレーヤーと218を同軸/光ケーブルを接続してハイレゾ再生が可能になります。

概念とすると、CDプレーヤーは、通常のCDとまったく同じプロセスでMQAーCDを再生します。そして光、同軸デジタルで218がCDの信号を受け取り、CDフォーマットの中に巧みに折りたたまれたハイレゾ成分を再現、再生する、という流れです。このプロセスをデコード(復調)と呼びます。

 

普通のCDでもメリディアン独自のDSP処理で音の解像度を改善させますので、長年聴き込んだCDでぜひお試し下さい。(ディスク再生の試聴テストレビューを読む)ちなみに、この橋爪徹さんのレビューではOPPOのマルチディスクプレーヤーが使われてました。

 

接続ケーブル選択の楽しみと重要性

 

MQA-CDを218で再生するには、お手持ちのCDPLと218を接続する光ケーブルあるいは、デジタル同軸ケーブル(75Ω)だけでOKです。ネットワーク再生に比較すると、初期投資が小さく、より手っ取り早くハイレゾ再生をスタートすることが大きな魅力です。唯一、ケーブルにはシールドがしっかり施されたタイプを選ぶことをお勧めします。

 

量販店の店頭で販売されている安価なケーブルでは、やはりハイレゾ再生では物足りないと感じます。とは言っても218の価格とバランスを見て選んでいただければ良いと思います。光ケーブルには、電気的に接続機器と繋がらないというメリットがありノイズ対策上、必要な環境では非常に有効です。小社ではオーディオソースには同軸端子。映像ソースには光端子を使っています。

 

 

 

218の置き場所はプレーヤーの上でも良い?

 

 

CDプレーヤーの上に設置されるケースもありますが、実際、プレーヤーはモーター(磁界、振動、熱)など音楽再生にとっては最悪のノイズ源でもあります。プレーヤーから少し離れた場所に置いていただくと、クオリティ面でも耐久性の面でも有利になります。特にappleデバイスで操作されるなら、本体が見えなくても操作状態は画面でモニターできますので、安定して放熱の良いスペースを優先して選んでください。放熱が悪いスペースでの設置は、製品動作や耐久性にも影響があります。

 

 

 

さて、メインテーマの音楽ファイルのネットワーク再生”roon再生"に行きましょう。

 

(2)(roonソフトによるネットワーク再生)

   ~ ダウンロードサイトから購入したハイレゾファイルを再生する方法

 

roon再生には何が必要ですか?

roon 以外のソフトは使えますか?

 

パソコン(Win or Mac),無線ルーター(インターネット環境)

LANケーブル(218,PC用)

音楽再生ソフトroonをインストールしたパソコン

リモコン:別売りの赤外線リモコン、あるいはiPhone,iPad。

 

注1:アンドロイド端末による操作アプリは現在ありません。

注2:218ではRoon Labs社とMeridianの双方によって最大限の互換性が得られるようプロファイルおよびテストが行われています。現在218は、roonのみ対応となっています。(roon tested product)  

 

ハイレゾ音源のダウンロード購入

 

ハイレゾ音源はパソコンを使ってネット上のe-onkyoやmora、OTOTYのような専門サイトから好きなファイルを購入してダウンロードすることが出来ます。初めて使うサイトでは、まず無償で配布されているファイルを落として使い勝手を試してみるのも良いと思います。下記にご案内した、2Lとe-onkyo musicではMQAファイルも無償で入手できます。MQAについては、国内では今のところe-onkyo musicのみが販売をしており、タイトル数も今年、大きく伸びて1万タイトルをすでに超えています。

 

CDからリッピングしたファイルでも同様に再生可能?

 

パソコンでCDから取り込んだデーターも再生可能です。MQA-CDをリッピングした場合にはMQA音楽ファイルとしてハイレゾで再生することも出来ます。

 

■無償ハイレゾ音源の入手先

 下記の2L社、e-onkyoではMQAのファイルサンプルもあります。(19年4月現在)


ネットワーク再生の基本接続

 

218でネットワーク再生するにはパソコンと218を同じネットワーク上に接続することが必要です。

詳しくは下図、および操作ガイドをご覧ください。(クリックで拡大します)

roon(有償ソフト)をPCにインストールしてネットワークに接続します。無線でも可能ですが安定性のため有線をお薦めします。
roon(有償ソフト)をPCにインストールしてネットワークに接続します。無線でも可能ですが安定性のため有線をお薦めします。

 

ネットワーク再生のための準備

 

まず、パソコン側に、roonという音楽再生ソフト(有償)をダウンロードしましょう。

まずは、フリートライアルをしてみて、ざっと使い勝手を試すこともできます。(フリートライアルはこちら)roonをインストールしたPCから、LANケーブルを介して218に信号を伝送する仕組みになります。再生操作はパソコン上のroonソフト画面から行うこともできます。とても見やすくて、動作状態が詳細に『見える化』されています。

 

さらにタブレットやスマートホンをお持ちの場合は、それらをリモートコントローラーとして併用することも可能です。roonのスマートフォン用アプリは、アップル、アンドロイド両方無償で入手できます。roon詳細の参考資料を見る)

 

roon独特の用語になりますが、roonを動かす頭脳となる機器をroon core ルーンコアと呼びます。ここでご紹介する事例はパソコンをルーンコアとして使う例です。

 

 おさらい(下図参照)

 

MQA音楽ファイルを218で再生したい時には、218以外に無線ルーター、LANケーブルとPC用の再生ソフトroonが必要になります。無線ルータはすでにお持ちのものが218と接続できる場合は新たに購入する必要はありません。主要な接続は下図をご覧ください。なお、roonはトライアルも可能です。

 

※赤外線リモコン+赤外線センサーはMeridian純正別売オプションです(定価合計価格 18,000円 税別)

iPhone,iPadは本体に含まれません。

操作に必要なroonアプリ、Meridian IP controlアプリは無償です。

別売リモコンでは、本体の電源とソース選択のみが可能です。ROONの再生操作はPCから行います。

iPhone,iPadを使うと本体の詳細設定やROONの再生操作も可能になります。


 

オーディオルームにLAN環境がない場合にはどうしたら良いでしょうか。

 

このときは何らかの方法でLANが配線できるネット環境をオーディオルームに設ける必要があります。隣の部屋から有線で引き回すことも出来ますし、もう1台の中継用の無線ルーターを購入して使うことも可能です。ただし安価な中継専用機種には218を接続するためのLAN端子がないものがありますので要注意です。必ず複数のLANケーブルが接続可能なタイプをお使い下さい。(中継用のルーターの詳細を見る)

 

高音質な音楽ストリーミング・サービスを楽しめますか?

 

218+roonの組み合わせで、TIDALおよびqubuzのストリーミングサービスを楽しむことができますが、現在まだ日本で正式なサービスはスタートしていません。通常、日本からの契約は出来ないようです。

 

218はパソコンと直接USBで接続できますか?

 

PCオーディオ、という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。音楽ファイルを再生する方法としてパソコン等とオーディオDACをUSBケーブルで接続する方法があります。残念ながら218はUSB端子が備わっていません。USBを使いたい場合には、MeridianですとミドルクラスのUSBーDAC機能が搭載されたPrimeというプリアンプを利用することをお勧めしています。(Primeの最新レビューを読む)フラッグシップの800シリーズ、Ultra DACはUSB端子入力もネットワーク入力も両方備えています。

 

 

ネットワーク再生の音質グレードアップ方法

 

ここでは基本的な構成内容を記すに留めました。しかしLANケーブルの選び方、引き回しの工夫、整理で音質は大きく変化します。さらにネットワーク周りの機器を吟味することも可能です。オーディオグレードの製品は高価ですが、PCの業務用製品はオーディオグレードほどは高くありません。ハブなどを金属製のボディで使うなども有効な選択と言えますが、まずいきなり投資する必要はないと思います。楽しみながら、少しづつ、主にノイズ対策を施すことで手応えのあるクオリティアップを達成していくことが出来ます。

 

究極のroon再生専用サーバーNeucleusが登場!

 

さて、小社ではオリオスペックさんが販売開始されたroon専用のサーバーNucleusに注目してサンプルを導入いたしました。roonはMQAと同様にメリディアンからスピンアウトしたエンジニアが起業した会社なのでroonとMeridianの相性はとても良いと言えます。

 

218とNeucleusを組み合わせると高級機種に迫るパフォーマンスも期待できる余地ありや?、と期待しているところです。この辺りは、またハイレゾ系の専門家にモニターをお願いして、じっくりレポートを公開したいと思います。どうぞご期待ください。

 

最近、 ネットワーク再生について購入前のご相談も以前より増えて参りました。ご質問がありましたら、御手数ですがメールにてお問合せいただけましたら幸いです。info@hires-music.jp  

 

 

ダウンロード
218ユーザーガイドv104 (10).pdf
PDFファイル 2.0 MB