218とPCを接続できる”USB to 同軸/光デジタル・コンバーター”FX--D03J+を試す

Meridian218にUSB入力をアドオン!? 

 

お客様からMeridian218に、USB入力も欲しい!というお声を頂戴することがしばしばあります。そこで、USBからSPDIF変換することが出来る、いわゆるDDコンバーターを秋葉原で探してみると、少なくとも4-5機種は目にすることができます。しかし価格は2万円から5万円、中には10万円以上で機能もそれぞれです。これ!というモノに出会うことはありませんでした。また海外メーカー品ばかりで、USB接続が絡んだ動作安定性について充分な情報が得られずにトライするまでに至りませんでした。

 

そうした中、今年9月末に発売されたFX-AUDIOの新製品、FX-D03J+(以下D03+)は、パソコンからのUSB信号を変換して光デジタルまたは、同軸デジタル信号に変換するスマートなDD(デジタルtoデジタル)変換を可能にします。218を使いこなしているお客様から、なかなか良い。接続もスムーズ!との推奨情報をいただき、早速購入してみました。

 

USBからのデジタル変換機というと、何やら面倒そうに感じるかもしれませんが、D03J+の使い方は極めてシンプルです。USBバスパワー電源のため、PCとUSBケーブル1本で信号伝送も給電もされます。早速、手持ちのパソコンのUSB端子からD03+のUSB入力端子にUSBケーブル(A -B)で接続すると、すぐD03+のブルーの電源ランプが点灯。筐体は手のひらサイズでPC周辺、オーディオ機器の周辺でも設置場所に困ることはなさそうです。大きさのわりにボディは密度があってカンカン鳴るようなこともなくしっかりした感触が伝わってきます。同軸端子も金メッキでしっかり作られてガタつきもありません。

 

PC (USBケーブル)→FX-D03+(同軸ケーブル)→Meridian218 の接続例。

光ケーブルを使用することもできる。


 

次にD03+からMeridian218の同軸端子(digital in) にデジタル同軸ケーブルで接続。普通のピン・ケーブルでも、もちろん音は出ますが75Ωのデジタル・オーディオ用ケーブルとの音質の違いは予想以上に大きいので留意が必要です。CD(44k16bit)でも違いは明確でした。

 

さらに音質対策で最近話題になっているのが、光ケーブルの活用です。光ケーブルを使うとPCとMeiridian218の間は電気信号は流れず光で接続されます。これにより、電気的なノイズが遮断される、というメリットがあります。また、光ケーブルは他の電気ケーブルからの干渉を受けにくいし、他に電気的な影響を与えないという利点もあります。PCはオーディオにとってシリアスなノイズ源でもあるため、光ケーブルの役割が注目されているのだと思います。

 

もちろん、長くオーディオを楽しんでいる方なら、光より同軸が音質的に有利というのが経験則、定石ではあります。しかし、もし光ケーブルの手持ちがあるのであれば、試しに同軸と切り替えて比較してみる価値があるかもしれません。218とCDPLを常時、同軸端子でつなぐとすれば、パソコンはD03+経由で光端子につなぐという使い方になります。

 

光端子はお馴染みのTOSリンク角タイプ。自宅の218には、CDPLと同軸で、パソコンとはD03+経由、光ケーブルで接続することにした。
光端子はお馴染みのTOSリンク角タイプ。自宅の218には、CDPLと同軸で、パソコンとはD03+経由、光ケーブルで接続することにした。

 

FX-AUDIOのホームページに基板の説明図がありましたのでご覧ください。耳の肥えた218ユーザーのお客様に選ばれただけあってジッター対策や音質へのしっかりした配慮が窺えます。ノイズ対策やオーディオ用のコンデンサーを採用したり、ジッター対策にも配慮された設計となっており192kHz24ビットとSPDIFの能力を発揮できるスペックとクオリティです。価格は3,540円とリーズナブル。初回ロットのみ限定特典で付属していたUSBケーブルは柔らかくて配線に便利でした。

 

 

写真提供 ノースフラットジャパン
写真提供 ノースフラットジャパン

 

D03+の使用方法に関しては、上記も接続後、パソコンのサウンド設定画面を見ると、D03+が認識されてSPDIF・と表示されますのでこれを選択すると以降はUSB DACで音出しするプロセスと全く変わりません。安心して使うことができました。C-Media社のUSBオーディオコントローラーIC「CM6642」を採用しているためUSB-AUIDO規格に準拠したUSB-DACと同じ安定した接続性が得られています。

 

WINにもMACにも対応。最新OSはもちろん、WIN7以降でも問題なく使えるそうだ
WINにもMACにも対応。最新OSはもちろん、WIN7以降でも問題なく使えるそうだ

 

 

上記の接続を確認してMQA-CDをリッピングしたデーターをパソコンからD03J+経由でMeridian218

へ送り出してみると、MQAのインジケーターのランプが点灯。問題なくMQA信号を伝送できることも確認できました。これから218の試聴会等でも使ってみたいと思います。218をお使いの皆様、検討されているお客様にも日本メーカーらしい音質クオリティを実現しているDDコンバーター”FX-D03+”と218の組み合わせで、PCの音源も積極的に楽しんでいただければ幸いです。

 

リーズナブルなアクセサリーは、オーディオの楽しさ、価値を格別に高くしてくれるものだと改めて感じました。FX-AUDIOのラインアップには引き続き注目したいと思います。

 

PCからMQAファイルを伝送すると、FX-D03でSPDIF変換しても問題なくMQAとして認識した。ステレオサウンド社に提供していただいたAIM電子のUSBケーブルの安定した実力を改めて確認できた。
PCからMQAファイルを伝送すると、FX-D03でSPDIF変換しても問題なくMQAとして認識した。ステレオサウンド社に提供していただいたAIM電子のUSBケーブルの安定した実力を改めて確認できた。